台風で休みにならない理由。海外では仕事は休む?出勤の問題

とても勢力の強かった2019年の台風15号ファクサイ。

しかし、台風が来ても休めない発言はどうしてこんなにも多いのか。また海外では仕事は休めるのか。

台風出勤の根拠を探し求めた結果、原因はやはり日本独特の文化にありました。

台風での信じられないツイート集

今回はまずおかしな事例を集めました。
Twitter界隈では理不尽ツイートが多くて、つい命令する側の人間の感覚を疑ってしまうものがありました。

失礼ですがこんなことあるのでしょうか?と思っていた矢先に・・・

明らかに危ない状況でも強制出勤させる会社が本当にあるようです。

というか「台風 前泊」で調べてるとあらかじめ予期して前泊してる方々を発見できます。

教育 洗脳 されてるのか・・・?

今回の台風での事件記録のツイートも以下に引用します。

一体全体、日本はどうなっているのか。

どうして日本人の意識がこうなってしまったのかを調べたいと思いました。

なぜ日本人は休まないのか

基本的に日本人は皆勤賞を素晴らしいこととしています。

褒められるし、表彰もされるし、健康優良児だと認められます

でも待ってください。それは本当に健康でしょうか?

これも洗脳の一端ではないかと僕は思ってしまいます。

別にこの文化を悪く言いたいわけじゃなくて、健康な人じゃなくてそいつ鉄人だって言いたいだけです。

失礼、話が逸れました。

良くも悪くも日本は休まないことを正義とします。それは社会文化によく現れているのではないでしょうか。

しかしまだ何故、現代人が休めないのかの結論にはなりません。

そこで深く調べているとこんな記事を見つけました。

「学徒を先頭に“翼”復仇増産 空襲の度毎に上昇する出勤率」(朝日新聞1945年2月23日)

ん?

えーと・・・空襲が来るたびに出勤率が上昇するってことかな????

なんだそのポケモンのでんきエンジンみたいな特性。※もらいびは一段階しか上昇しませんので違います

特性ぼうだんじゃないんだから死ぬでしょ日本人

続いて出てきたのがこちら

『被爆直後から隊員は今年の「報復作業」生産目標の完遂に躍起せよと叫んで一人も帰宅せず隊旗のもと連日ほとんど徹宵の生産をつづけ手持時間、休憩時間も返上し航空機増産の特攻隊の姿は貴い』

これはつまり被ばく直後から徹夜で休憩時間もなしに仕事したのが貴い????(なんだ、戦争だからか?)

しかしこれは皆勤賞どころじゃないぞ。

これに関して「昔の軍隊の習わしで強制出勤だろうが、昔の人も嫌だと思いながら行ったのではないか」という解説文がありました。

神風特別攻撃隊思い出すけど、やっぱり今の僕らの感覚と同じで出勤もしたくない人もいたと思います。

台風出勤のように間違ってるって言いつつも従っちゃうやつです。

なるほど、ご先祖様たちも嫌々仕事してたのか。

しかし台風どころじゃなくて爆撃の中でも休まず出勤ってすごいなぁ。

スポンサーリンク

職場に迷惑をかけるとは?

日本人はなぜか「職場に迷惑をかける」という言葉をよく使います。

社会人としての行動がうんたらかんたら言う人もいます。

僕の立場からすると人が欠けてもしょうがない事態ですね?という考えですが、多くの日本人の潜在意識には間違いなく後ろめたさがあります。

加えて、上部の人間からすると固定給の人には時間いっぱい使って価値を生産しなければならないのはよくわかります。

さらに、大昔の人が爆撃の中でも働いてたのだから、今でも昔の人ほどそういった意識が強い傾向にあるのではないでしょうか。

そしてそういう人が役職などレベルアップしていくと部下にも強要しようとするのだと推察します。

そもそも学校だとか職場を休んでも本来自己責任だけだろうになぜか社会的評価は下がりがちです。

世界的には(日本でも一応)休むのも仕事のうちです。台風で継続的に仕事できなくなる可能性がある方が問題とわかっていても日本人が働いちゃうのは奉仕精神がどこかにあるからなのでしょうか。

サービス残業に通ずる何かを感じますね。

生産性のない国日本

こちらも誰もがわかっていることで数多く言及されていますが、今回の台風の事件でもわかるように自然災害や異常事態時の移動はとてつもなく時間がかかります。

さらに停電や必要設備、道路や建物などが被害にあって、その日はまともに仕事できない状況にもなりえます。

形だけの仕事があるのも今や日本の文化でしょうか。

ここから生まれる無駄という言葉の傍らには必ず生産性も関与しているのです。

今でこそ日本のGDP(労働時間当たりの生産性)が他国と比べて低いとニュースで知られていますが、実はもっと大昔から生産性が低いことは判明していたようです。

「官吏にしても会社員にしても只周囲に対する面子だけで勤務先に辿りついてはいないか。(中略)何ら実質的な仕事はやらないで匆々に引き揚げる。此の上なく非生産的である。だから大空襲の翌日、交通混乱の場合は生産関係者のみの乗車に局限し、さうでない勤人の通勤はやめさせて、地域別に勤労奉仕に動員しては如何。」(朝日新聞1945年4月19日)

こんな前から同じこと言っててなんでまだ解決してないのジャパン。

そもそも爆撃もですが、台風は生産性がどうのこうの言ってるそんなレベルじゃありません。

人の命をないがしろにしてるレベルです。

この国にドラゴンボールが存在すれば別ですが、何かあって死んだらどうするという話です。

きっと日本人は遺伝子レベルで過重労働する生活が刻まれてるのだと思われます。

それでは海外ではいったい台風が来た場合、どのような措置をとるのでしょうか?

台風での対応、海外編

以下に個人的に調べた台風に対しての国別の対応をまとめます。(どれもソース不確かなので間違ってたら教えてください)

台湾:「台風休暇」なるものがあり、年に数回、学校も会社も休みになる。
コロンビア:台風は休みの合図。
メキシコ:市民の安全の確保のために全国レベルで休み。
アルゼンチン:立派な遅刻、欠勤理由になるし、いくら命令されても従わない
アメリカ:もちろん休む(個人の意思)

韓国さんはあんまり台風直撃しないようなのでわかりませんでした。

やっぱり海外では休むのが普通みたいですね。そうですよね、僕もそれが普通だと思います。

まとめ

  • 日本人は台風でも仕事に出勤する人が多く、その結果、渋滞などの余計な人的災害が生じることがある
  • 日本人は戦時中に爆撃の中でも出勤して寝ずに仕事することを貴いものとしていた
  • 災害時の出勤の生産性が低いことは大昔から判明していた未だ全体的な改善の気配はない
  • 海外では何はともあれとにかく休む

以上より、遺伝子レベルで洗脳されていてなかなか直せないと結論付けました(白目)。

感想

日本人はやっぱり特殊な民族みたいで魅力的ですね(?)

冗談はさておき根っからの社畜根性の逞しい国民なのは確かです。

これだけ技術発達が進んでいたら、もっと多くの企業はテレワーク等で在宅勤務もできるはずなのですけれどもね。

朝日新聞を引用させていただいたこちらの記事がすべてにおいて専門的かつ優秀なのでさらに知りたくなった方はぜひご一読くださいませ。→「台風休暇」導入を日本経済のためにも真剣に検討すべきだ

ところで、台風休暇など有事の特別休暇を他国レベルで実現させる政治家がいたら絶対協力しますので誰か名乗り上げませんか?

・・・ちなみに僕は雪が降っただけでお休みいただけます。過去にそれがモンハンワールド発売日だったこともあって、有事の特別休暇いただいて20時間遊んだことがあります・・・ごめんなさいごめんなさい。

ここまでお読みいただき本当にありがとうございました!
よろしければコメントを残していただけると嬉しいです。
最新情報をチェックしよう!