対戦で最強のポケモンはこいつだ!歴代トップメタ&ランキング!【ソード・シールド】

ついに発売するソード・シールドで第八世代となりますが、今作で最強と言われるポケモンは果たして何なのでしょうか。

この記事では最強の基準や定義を定めた上で、これまでの環境でトップメタであったポケモンたちを調査し、次の最強に輝くキャラを予想していこうと思います。

ここでの最強のルール

最強とは何か、と言われるとポケモンバトルで圧倒的に強い1匹ということにします。もう少し具体的に、ここではシングルレート(1対1形式)で誰が使っても勝ちやすいポケモン(使用率No.1)ということにしましょう。

「そんなの能力高いやつ一番に決まってんじゃんバーカバーカ!」という方もおられると思います。断言しますが、昔は別として今やベストに位置づけるモンスターはそんな単純に決まりません

ヒットポイント(HP・体力)、攻撃力、防御力、特攻力、特防力、素早さの6つがすべて高いやつが圧倒的かと言われると、違うのがこのポケットモンスターの世界です。他にタイプ、特性、覚える技、アイテムとの相性、専用アイテムの有無がここに関与してきます。

第八世代ではメガシンカやZ技はなくなりましたが、ダイマックスやキョダイマックス、ダイマックス技、キョダイマックス技など新たな要素で今までの強さの順位がガラッと変わる可能性もあります。それらが複合的に評価されたとき、ようやく優秀さや本来の力が判明するのです。

さてそれでは、過去作では一体どんなポケモンがどんな風に評価され、その王座を手に入れたのかを1匹ずつ解説してからソード・シールドの予測を立てていきましょう。

シリーズ別歴代最強ポケモン

ここでは、第一世代から第七世代までのベスト1を調査し、その理由をすべて記述していきます。対戦で使用禁止の伝説は例外的に初代のみ別枠で掲載していくことにします。

第一世代

ミュウツー(禁止伝説級)

誰も文句を言うはずがない初代王者。実質弱点なしのエスパータイプ、当時最強の技「ど忘れ、ふぶき、サイコキネシス」を覚える万能性、全能力トップクラスであり、先手をほぼ確実に取れるバランスブレイカー

吹雪という技は相手を30%の確率で戦闘不能にする現在の「ぜったいれいど」に加えて、威力120,命中90というダメージもあるような初代最強技の1つです。そして当時はミュウツーより確定で早いのはマルマインのみでした。さらに、当時は素早さが高いほど急所に当たりやすい仕様でした。初代は先に打ったら勝ち。ど忘れは初代では1回使うと特攻と特防を2段階上げる(2倍→3倍→4倍と使うごとに強くなる)技で、使われたら終焉を迎える技です。自己再生も覚えるため、HPも回復できますので隙は1ミリたりともありません。

細かいことをいうと、当時の能力はアルセウス様をもぶち抜く種族値744相当であったため、太刀打ちできる術は皆無だったのです。ああ、なんてカッコいいのだ

ケンタロス(禁止制限前)

エスパータイプ全盛期のおかげで不遇の格闘タイプがおらず、相手を倒せれば反動なしで打ち続けられる「はかいこうせん」やチート技「ふぶき」を使って先に殴って終わらせる暴力的なポケモンでした。素早さランキングでは151匹中、9位で特攻も高くなかったのですが、覚える技と能力バランスがよく、苦手とする相手が現れないためにとりあえず出したもの勝ちという立場を確立していました。

次点では水エスパーのスターミー、ミュウツーと同速でスターミーを倒せるサンダースがよくパーティに入っていました。

第二世代

カビゴン

第二世代では仕様変更でカビゴンの特防が大きく上昇し、強化されました。きのみというアイテムが出現し、イメージ技の「ねむる」は1ターンで起きられるようになり、「ねごと」で寝ていても他の技を使って攻撃できるように。それだけでなく、「のろい」(鈍い)という技で攻撃と防御を1段階上げられるようになり、一度使うと攻撃力4倍になる「はらだいこ」や、30%の確率で無条件に戦闘不能にする「じわれ」など型も豊富な破壊神カビゴンが環境を支配しました。当時は眠る→寝言で「ねむる」が出ると、寝ていても全回復する謎仕様な上、倒すための毒々状態も回復するわで要塞と化して手がつけられなかったのです。

次点では、攻撃力2倍にする専用アイテム「ふといホネ」でエアームドをも突破できる太い骨ガラガラ、弱体化したものの先手でじわれを使って抹殺するケンタロス、クロスチョップで防御上昇を無視できるエレブー、鋼タイプがまだ少ないのでヘドロばくだんと水技で多くの相手に等倍以上のドククラゲ、タイプ優秀で能力の高いサンダー、伝説の決勝戦を繰り広げた有名なきあいのハチマキきしかいせいヘラクロス「むし!!!(NN)」や耐久ポケモンが挙がり、バラエティに富んでいます。

第三世代

メタグロス(同率1位)

新たに特性という概念が加わり、攻撃力低下など能力低下を無視できるクリアボディに、超優秀な鋼エスパータイプ、最強クラスの能力バランスと攻撃力の上がる強力な攻撃技「コメットパンチ」で環境の中に。他に「だいばくはつ」も覚えられ、強引に突破したりできました。しかし、主力の「コメットパンチ」と「じしん」を半減以下にするファイアーサンダー水タイプ、効果抜群の攻撃をしてくる炎技を使うボーマンダなどに弱い側面もありました。

ボーマンダ(同率1位)

特性いかくで出た瞬間に相手の攻撃力を下げるので実質防御力があり、強力な攻撃性能に加え、「りゅうのまい」で攻撃と素早さを上げて全突破を狙う暴君。特攻もあり、苦手なはずの鋼タイプも「かえんほうしゃ」などで焼き尽くしています。当時はタイプで攻撃と特攻の能力の採用が決まっていたために「ドラゴンクロー」は特殊技でりゅうのまいとの連携はありませんでした。上から殺しにくるラティオスに弱かったりしました。チイラで強引に耐えて攻撃力を上げる「ケイジローボーマンダ」は有名です。

この世代ではまだ技が充実していなかったりして、タイプ一致より積み技やコンボが主軸の受けポケモンが多い頃でした。そのため、対戦で使われる種類は第二世代よりさらに多くなっています。キノガッサ、ヌケニン、ソーナンス、ドーブルなどのハメ系などが増え、カムラやチイラのみで計算された戦略が増えて活躍できるポケモンが増えました。

第四世代

ガブリアス

技ごとに物理と特殊と別れた時代。超火力の「げきりん」をあらゆるポケモンを先に倒すことのできる絶妙な素早さで葬る高火力の象徴・受け不可能なポケモンとまで言わしめた凶悪なトップメタ。鋼タイプ以外に強いドラゴンタイプと、鋼タイプに強い地面タイプ、地面無効の鋼タイプを滅殺する最低限の特攻と「だいもんじ」を擁していました。特性を生かした砂パーティや高い能力を活かした耐久型、特殊に特化した不意打ち型など何がなんだかわからない戦法の多さで、この世代の頂点に君臨します。君は102や201ガブや205型の意味を知ってるか。

次点ではバンギラス、メタグロス、スイクン、サンダーとなり、ガブリアスを加えたこの5匹は結論パと呼ばれ、これ以上の構成がない最高最強の組み合わせのパーティとして知れ渡っています。

第五世代

ハッサム

賛否両論あるかと思いますが、これはレーティングデータにおける動かぬ証拠があります。

(参考サイト1:【ポケモンBW】Wi-Fiレーティングバトル 使用率ランキング シングル1400戦

(参考サイト2:ポケモンBW2シングル対戦考察データベース

第二世代に登場してから強化され続けてきた赤のメタルボディ。鋼・虫という後出し可能な抜群の安定感に、高い攻撃性能と柔軟に行動できる技のラインナップでイッシュ地方の栄光を勝ち取りました。パーティの穴を補いやすい性能を持ち、器用な立ち回りができる点が評価されています。先制技の「バレットパンチ」を高威力で打てる上、「つるぎのまい」で強化できたり、「バトンタッチ」で他のポケモンに安全に受け継いだりと単純ながらも対策が取りづらい相手です。実は当初は第五世代は逆風で使いづらいのでは、と言われていました。

次点でバンギラス、ガブリアス、ウルガモス、ウォッシュロトムなど対策しないと1匹で全抜きしてくるポケモン勢揃いです。受けループ、天候パなど多くのコンセプトパーティが流行りました。

第六世代

メガガルーラ

まさかの第一世代のポケモンが第六世代の王者となりました。メガシンカして得られる特性おやこあいノーリスクでダメージを1.5倍し、技の追加効果の判定が2回という反則気味の性能です。急所の判定も2回あるし、身代わりや気合の襷などの防御系の技や持ち物を貫通し、特定の技では先制であれば約5割の確率で相手を行動不能にします。種族値に換算すると攻撃が213となって全ポケモンランキング1位になってしまったり、低いはずの特攻も116相当で破壊力は止められない化け物です。

「ちきゅうなげ」というレベルと同じダメージを与える固定ダメージ技で50レベル戦では最低ダメージ100を確保しているところや、先制攻撃で威力の高い「ふいうち」、確定で攻撃力が1段階上がる「グロウパンチ」でただでさえ最強の攻撃力を1ターンに2段階上げたり、満場一致で最強と言われるポケモンでした。文句なしのぶっちぎりの1位です。

第七世代

ミミッキュ

公式の愛の力により、種族値は920匹中、392位なのに第七世代で1番強いポケモン。能力値は高くないのになぜミミッキュは1番になれたのでしょう?まずは唯一のゴースト・フェアリーという特徴的なタイプです。。抜群を取れるのはゴーストか鋼のみなのも優秀ですが、何よりも最強たらしめるのが特性ばけのかわです。何が何でもあらゆる攻撃ダメージを最初の1度だけ無効化します

「つるぎのまい」で攻撃を2倍にしたり、先制攻撃「かげうち」やタイプ一致優秀高火力技「じゃれつく」、まもるやみがわりすら貫通する特殊状態異常「のろい」や攻撃力半減させる「おにび」等多彩な補助技を駆使したり、万能さはポケモン界1といえます。後に「ドレインパンチ」を習得し回復してきたり、専用Z技「ぽかぼかフレンドタイム」の超火力で全てを亡き者にする実力を持ちます。素早さ種族値も絶妙な96という寵愛を受けたとしか思えない能力です。

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第八世代の最強ポケモン

こうして見ると世代ごとにトレンドがあるのがわかります。まずはまとめてみましょう。

第一世代:素早さとタイプ(エスパー)
第二世代:変化技と高耐久
第三世代:合計種族値
第四世代:高火力
第五世代:万能性と突破力
第六世代:メガシンカ(専用アイテムと特性)
第七世代:特性とZ技

見事に1位となった背景とカラーが時代を想像させるものとなっています。この流れからすると、次は新要素のキョダイマックス・キョダイマックス技がトレンドになってきそうです。

第五世代からは環境を牛耳るポケモンの先制技や、補助技、追加効果のある技などの技の豊富さが共存していることもわかります。また、最初から最後までトップメタポケモンに他に共通しているのは弱点が少ないことです。

よって、弱点の少ないタイプ構成で、高い決定力と豊富な技をもつキョダイマックスできるポケモンが最強ポケモンに君臨する可能性はとても高いです。そして、流れからすると過去に名誉を得られた子が輝くことのないように調整されていくのだと思います。

現在、調査中ですが恐らく新ポケモンの中で、新しい技や特性を持つものから決まるのではないかと睨んでいます。

まとめ

  • 伝説を除いた最強のポケモンは世代ごとに移り変わっていた
  • 対戦における強さを決める要因も時代とともに変化していた
  • 全世代に共通してトップメタポケモンは弱点が少ない
  • どの世代でも恐らくノーマルタイプは万能で使いやすいことがわかった
  • 変化技でHPを減らす防御型が一度も首位になっていないことがわかった
  • 前作品までで強かったポケモンは今でも実力があるポケモンが多い
  • 次回作はキョダイマックスができるポケモンが最強となる可能性が高い

参考サイト一覧

ポケモン歴代トップメタと単ノーマルの歴史 その1

ポケモン歴代トップメタと単ノーマルの歴史 その2

ポケモンサンムーン攻略wiki シングルレート使用率ランキング【最強ポケモン考察】

ポケモンウルトラサンムーン攻略wiki シングルレート使用率ランキング【最強ポケモン考察】

【ポケモン】第四世代・第五世代・第六世代の結論パ考察とメガガルーラが最強である理由

ネタポケまとめWiki ポケモン対戦史

ネタポケまとめWiki ポケモン強弱の変動記

感想

こんな動画も見つけました。


第七世代の世代別ランキングでは第七世代が強すぎるのですね。ということは第八世代も全く新しいポケモンが上位を占領するかもしれません。

図としてのデータは【「使用率TOP100」の世代別ポケモン数 明らかに他を圧倒してる世代が二つあるんだがwww】をご参考にしてください。

ポケモン愛をここで語ろうかと思いましたが、それは発売後にTwiterでつぶやくことにします。僕は元々マイナーポケ使いで、ハリテヤマが相棒だったのですがガラル地方にはいないとの噂で泣いています。次の相棒は誰になるのやら。

12月6日(金)から開催されるガラルビギニングで次の最強候補がわかるのが今から楽しみですね。2019年11月15日、新たなポケモンの歴史が塗り替えられるのを期待して待ちましょう!

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