ダイマックス技を覚えるための表 pic.twitter.com/UtI7ho0iXo
— とどりこ (@todoric0) November 18, 2019
ポケモン剣盾で出てきたキョダイマックスなどの新たなシステムを対戦でどう使うかを今回は考えていきます。
まずは対戦で使うときに知っておきたい仕様をまとめて、使われたときにどうするかも併せて、バトルを有利に進められる方法を考察しました。
ダイマックスとは
【悲報】ヌケニン、ダイマックスしてもHP1 pic.twitter.com/qYU6Ri2Wzk
— 甘木まぎ (@maginngo) November 14, 2019
これは第八世代となるソード・シールドから新たに出てきたシステムです。全てのポケモンが使うことができ、技が強いものに変化してHPが2倍化する上に、一部の技を無効化できる必殺スタイルです。
かなり能力値に影響を及ぼすため、どのタイミングで使うかで勝敗を大きく左右することになります。
ダイマックスまとめ
- 専用の持ち物はいらない(持ち物の効果を得られる)
- ダイマックス中はこだわり系アイテムの効果が無くなる
- 1バトルにつき1回かつ3ターンのみ
- ダイマックス状態で交代すると対戦中はもう使えなくなる
- HPの最大値が増加する(対戦では2倍と思ったほうがいい)
- 一部の技や効果を無効化できる(※詳細後述①)
- 技がダイマックスわざに変わる(※ダメージはまもる貫通・威力効果後述②)
- どくどく等の定数ダメージはダイマックス前のHPを参照する(後述③)
①以下の技の効果を受け付けなくなります。
・怯み無効
・道連れ効果なし
・アンコール、かなしばり無効
・ほえる等の強制交代技やアイテム無効
・けたぐりやくさむすび・ヘビーボンバー等の体重依存技無効
しかし、面白いことにダイマックス前の状態のときにこだわり系アイテムを持ったポケモンが「かなしばり」などを受けると、巨大化後に「わるあがき」しか出せないようです。「いちゃもん」や特性「のろわれボディ」が活躍するかもしれません。
実際、こだわり系を解除できる仕様であることから、かなしばりやいちゃもん戦法を活かす「きせきサニーゴ」やブルンゲルが出られる舞台はあります。
②技の威力・効果はある法則に則っています。
元技の威力 | 「かくとう・どく」の威力 | それ以外のタイプの威力 |
---|---|---|
0~40 (ねこだまし等) | 70 | 90 |
45~50(しっぺがえし等) | 75 | 100 |
55~60(アクロバット等) | 80 | 110 |
65~70(はたきおとす等) | 85 | 120 |
75~100(とんぼがえり等) | 90 | 130 |
105~140(オーバーヒート等) | 95 | 140 |
150~ (はかいこうせん等) | 100 | 150 |
※連続技はすべて元の威力が75~100の扱いになります。
※変化技はすべて「ダイウォール」という全てを防げる技になります。
- 例外技リスト(タップで開く)
技名 元の威力 ダイマックスわざの威力 アシストパワー 20 130 いかりのまえば 1 100 いのちがけ 1 100 エレキボール 1 130 おしおき 1 130 おんがえし 1 130 カウンター 1 75 がまん 1 100 がむしゃら 1 130 からみつく 10 90 きしかいせい 1 100 きりふだ 1 130 くさむすび 1 130 けたぐり 1 100 サイコウェーブ 1 100 しぜんのいかり 1 100 しぜんのめぐみ 1 130 じたばた 1 130 しぼりとる 1 140 ジャイロボール 1 130 ソニックブーム 1 100 ダイマックスほう 100 140 ダブルアタック 35 120 ダブルニードル 25 100 ダブルパンツァー 60 140 ちきゅうなげ 1 75 つけあがる 20 130 とげキャノン 20 120 トリプルキック 10 80 ナイトヘッド 1 100 なげつける 1 100 にぎりつぶす 1 140 にどげり 30 80 はきだす 1 100 ヒートスタンプ 1 130 ふくろだたき 1 100 プレゼント 1 100 ヘビーボンバー 1 130 まきつく 15 90 マグニチュード 1 140 マルチアタック 120 95 みだれひっかき 18 100 ミラーコート 1 100 メタルバースト 1 100 やつあたり 1 130 りゅうのいかり 1 100 れんぞくパンチ 18 100
・タイプごとに決まっている技の効果
ほのお | 天候を晴れ状態にする |
---|---|
みず | 天候を雨状態にする |
いわ | 天候を砂嵐状態にする |
こおり | 天候をあられ状態にする |
くさ | グラスフィールドを展開する |
でんき | エレキフィールドを展開する |
エスパー | サイコフィールドを展開する |
フェアリー | ミストフィールドを展開する |
かくとう | 自分の攻撃が1段階上がる |
どく | 自分の特攻が1段階上がる |
ゴースト | 相手の防御が1段階下がる |
あく | 相手の特防が1段階下がる |
はがね | 自分の防御が1段階上がる |
じめん | 自分の特防が1段階上がる |
ドラゴン | 相手の攻撃が1段階下がる |
むし | 相手の特攻が1段階下がる |
ひこう | 自分の素早さが1段階上がる |
ノーマル | 相手の素早さが1段階下がる |
(【ポケモン剣盾】ダイマックスの仕様や技の威力・効果を徹底解説!より引用)
威力に関して、実用的なのは元々威力が65~130までの技ということになりそうです。それ以外は決定力に欠けることがあります。威力の低くなることのある「かくとう・どく」は自分の突破力を上昇させるから、ということなのでしょうね。
技の効果に関して、炎と水とフィールド系効果のタイプは格闘・毒タイプと効果が大きく変わらない上に後続にも追加効果もあって高威力なので強いです。例えば晴れ状態は苦手な水技威力を半減し、炎の威力を1.5倍し、特性の効果も期待できます。これは6系統のタイプが当てはまるので、有効に使いたいところです。タイプを選ばずシンプルに強いのは素早さを上げることができるひこうタイプと思われます。
フィールドに関しての詳細はこちらに詳しく書いてあります。(参考:フィールドの効果と使い方)
③定数ダメージは倍化前のHPで計算します
例えば、元々のHPが160であったとして、大きくなって320のHPになったとしても、天候の砂嵐状態によるダメージ(1/16ダメージ)は10のままということのようです。ある意味ダメージが1/2になるという考え方もあります。
余談ですが、HPが2倍になって計算されているのできのみなどの回復アイテムの効果も大きいときは元からすると2倍の回復力(割合は変わらない)と思われます。お分かりの通り、ダイマックス中は耐久力が純粋に2倍になるので持久戦にも使えるのではないでしょうか。
キョダイマックスに関して
特別な姿と専用技のあるダイマックスです。なんと色違いより出る確率が低いとのことで、キャンペーン期間中しかほしいポケモンが手に入りにくい状態にあります。一応出てきますが、根気がいると思われます。
キョダイマックスポケモンと専用技
ポケモン | 技名 | タイプ | 効果 |
---|---|---|---|
イーブイ | キョダイホーヨー | ノーマル | イーブイと性別の異なる相手のポケモン全員をメロメロ状態にする。(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果) |
キングラー | キョダイホウマツ | みず | 相手の「すばやさ」を2段階下げる。(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果) |
セキタンザン | キョダイフンセキ | いわ | 4ターンの間、いわタイプのポケモン以外に、毎ターン終了時に最大HPの6分の1ダメージを与える。(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果) |
アーマーガア | キョダイフウゲキ | ひこう | 相手の「かいひりつ」を1段階下げ、相手側の「ひかりのかべ」「リフレクター」「しんぴのまもり」「しろいきり」「まきびし」「どくびし」「ステルスロック」「オーロラベール」の効果をなくす。また場にかかっている「グラスフィールド」「ミストフィールド」「エレキフィールド」「サイコフィールド」の効果をなくす。 |
マルヤクデ | キョダイヒャッカ | ほのお | 相手に4〜5ターンの間、毎ターン終了時に最大HPの8分の1のダメージを与える。その間、相手は逃げられない。(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果) |
ピカチュウ | キョダイバンライ | でんき | 相手のポケモン全員を「まひ」状態にさせる(じめんタイプにも効果あり)。(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果) |
マホイップ | キョダイテンバツ | フェアリー | 相手を「こんらん」状態にする追加効果。(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果) |
イオルブ | キョダイテンドウ | エスパー | 5ターンの間、戦闘しているすべてのポケモンの命中率が上がり、特性「ふゆう」、ひこうタイプのポケモンにじめんタイプの技が当たるようになる。「そらをとぶ」「でんじふゆう」「とびはねる」「とびひざげり」「はねる」が使えなくなる(既に飛び上がっていても降ろされる)。 |
マホイップ | キョダイダンエン | フェアリー | 自分のHPを最大HPの6分の1回復する追加効果(ダブルバトル・マックスレイドバトルの際は味方すべてに追加効果) |
ラプラス | キョダイセンリツ | こおり | 味方全員に5ターンの間、相手の物理攻撃、特殊攻撃のダメージを0.5倍にする。 |
オーロンゲ | キョダイスイマ | あく | 次のターン終了時に相手を「ねむり」状態にする追加効果 |
カイリキー | キョダイシンゲキ | かくとう | 自分の技が急所に当たりやすくなる(ダブルバトル・マックスレイドバトルの際は味方すべてに追加効果)。 |
ダストダス | キョダイシュウキ | どく | 相手を「どく」状態にする。(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果)。 |
アップリュー | キョダイサンゲキ | くさ | 相手の「かいひりつ」を1段階下げる(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果)。 |
バタフリー | キョダイコワク | むし | 相手のポケモン全員を「どく」、「まひ」、「ねむり」のいずれかの状態異常にさせる。 |
ニャース | キョダイコバン | ノーマル | 相手のポケモン全員を「こんらん」状態にする。さらに戦闘終了後に多くのお金を手に入れることができる。(自分のレベル✕攻撃回数✕100円) |
リザードン | キョダイゴクエン | ほのお | ほのおタイプ以外のポケモンに4ターンの間ダメージを与え続ける。毎ターン終了時に最大HPの6分の1のダメージを与える(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果)。 |
ダイオウドウ | キョダイコウジン | はがね | 相手側にポケモンが繰り出されるたびにダメージを与える追加効果。与えるダメージは対象ポケモンのはがねタイプに対する相性により変化する。 |
ジェラルドン | キョダイゲンスイ | ドラゴン | 全員の最後に使用した技のPPを1減らす(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果)。 |
タルップル | キョダイカンロ | くさ | 自分の状態異常を回復する(ダブルバトル・マックスレイドバトルの際は味方すべてに追加効果)。 |
カジリガメ | キョダイガンジン | みず | 相手側にポケモンが繰り出されるたびにダメージを与える。与えるダメージは対象ポケモンのいわタイプに対する相性により変化する。 |
サダイジャ | キョダイイサジン | じめん | 相手に4〜5の間、毎ターン終了時に最大HPの8分の1のダメージを与える。その間、相手は逃げられない追加効果(ダブルバトルの際は相手複数に追加効果) |
ゲンガー | キョダイイゲンエイ | ゴースト | 相手を逃げられなくする。トレーナー戦ではいれかえができなくなる効果追加。 |
( 【ポケモン剣盾】ダイマックス技の一覧と効果【ソードシールド】より引用)
バトルでの使い方
対戦動画を見て研究していても、毎試合といっていいほど使用率が高いシステムです。効果的に使うにはどんな場面でどういった風にというところをまとめてみました。
自分で使う場合
①こだわりアイテムとともに
②エースのお膳立て
③積み技感覚で使う
④トリッキーに使う
相手に使われる場合
これといった対応策は出されていませんが、①早く倒す②完封できるポケモンを出す③気合いのタスキ(がんじょう)などで対処する、という方法などが上げられます。
歴代のストッパーポジションとやることは変わりません。ただ、耐久力2倍のため上から殴るだけではお話にならず、高速アタッカーで相手するのは決定力不足になりがちで難しいでしょう。「いたずらごころ」×「みがわり」での遅延や、「まもる」を思い切って入れたり、「ダイウォール」で防ぎ返すこともたまにあるようですが、相手の火力補強をさせないように注意が必要です。
今作では耐久ポケモンがとても多く、高速アタッカーが少なめな印象を受けます。そのため、今後は耐久ポケモンでの活路も見いだされるのではないでしょうか。
まだ発売したばかりで、研究段階でもあるため、進捗がありましたらまた記事を更新したいと思います。